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文明の衝突

2009/10/11 の日記 

文明の衝突 文明の衝突

著者:サミュエル・P. ハンチントン
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ハーバード大学教授のサミュエル・ハンティントンがもう15年近く前に発表したこの論文は、今なお大きな影響を与え続けているんじゃないかと思います(想像)。ホワイトハウスの日本に対する警戒感などから考えて。 


9/8(ブログ上では10/19)の日記「政治について①②③」の②で文明の衝突理論に触れてみました。僕の能力でではその辺り程度の理解ですでに限界に来てしまう底浅いものなのですが、(たぶんバカの壁とはこーゆーことを指すのだろう)最近、東アジア共同体構想という話もあったので、ハンティントンの言葉を抜粋しながら、見てみようと思います。

<日本の同盟・外交について>
※日本人の歴史的経緯・外交メンタリティーから考える

【日本の外交史 最強国との同盟・連携の変遷】
~1880   だいたいの部分が中国

  1900~  日英同盟
  1930~  枢軸国(ドイツ・イタリア)
  1950~  アメリカ
  2010~  中国?

「日本は中国に順応することになるだろう。1930年代と40年代に、日本は東アジアを征服するという一方的な政策を追及して、壊滅的な結果を招いたが、この時代を除いては日本は歴史的にも、自国が適切と考える強国と同盟して安全を守ってきた。

1930年代に枢軸に参加したときでさえ、日本は当時の世界政治のなかで最も強力な軍事志向をもつ勢力と考えた相手と提携したのである。20世紀初めに日英同盟を結んだが、当時の世界問題でイギリスが指導的国家だということをよく認識していたのだ。1950年代になると、同じように世界で最も強大で、日本の安全を守ってくれる大国であるアメリカと日本は提携した。」

「日本人の国際秩序に対する見方は、長きに渡った前近代の日中関係(進貢システム)で得た経験によるところが多い(政治学者:土山實男)」

「日本の同盟にたいする感覚は『最強国との連携』だった。日本で長く暮らしたことのある西欧人もこれと同意見だ

日本人は『不可抗力を受け入れ、道徳的にすぐれていると思われるものと協力するのが、他のほとんどの国よりすみやかだ。そして道徳的に不確かな力の衰えはじめた覇権国からの横暴な態度を批難するのも一番早い』。

アジアでのアメリカの役割が小さくなり、中国のそれが増大するにつれ、日本の政策もそれに順応するだろう」

「日本の指導者たちや国民が、過去数十年と同じかたちで最強国アメリカの傘の下にいるほうが、理想的にはよいと思っているのは間違いない。しかし、アジアにおけるアメリカの影響力が小さくなると、日本は「再びアジア化」すべきだとする考えが日本国内で勢いを増し、東アジアの舞台で中国が改めて強い影響力をもつのは避けられないだろう」

 *     *     *     *     *     *

 94年のこの予言は、まさしく現実化しつつあるし、おおまかな意味あいで避けられないことなのだろうなぁとは、誰しもぼんやりと思っていたところなんだと思います。

 だから、仕方ないことだと思うけど・・でも、ちょっと民主党政権は急すぎるんじゃないの?中国がもう少し成熟して、アメリカのパワーが弱まってから、徐々に軸足を移していく、そこで巧みに国益にかなうようにどう立ち振る舞うのかと思ってたら、いきなり「中国さま~!!」って寄っていってるように見えるし。よくわからんけど

日本「温暖化ガス25%削減します、キリッ」
中国「25%じゃ足りないよ」

日本「東アジア」共同体を提案します、キリッ」
中国「東アジア共同体を先に提案したのはウチだからね。国民感情もあるし、(東シナ海について等)もう少しお土産を考えてくれないとなぁ・・」

という感じかな?ほんとのところはわかんないけどさ・・とりあえず中国は外交上手で要求も底沼みたいなところがあるようなので、叩き売りみたいなことは止めてほしいなと心配。友愛の通じる相手ではないんじゃないのって。
 それに結構な日本国民がまだまだ中国を見下していたり、成熟してない国だと認識しているのに、日本が卑下するような形で提携するのであれば、摩擦は大きくなりそうなのかな。時期尚早に思うんだけどなぁ・・・ 経済だけなら10年で日本と逆転かもだけど、中国は民主化もされていないし一般の人々の意識が上がってくるのは10年くらいじゃ足りなさそうだし・・・ハンティントンのいう「不可抗力を受け入れるのがすみやか」というのって、日本の、黙ってガマンしちゃうこーゆー国民性、そこから生じる状態を指していたのか

 しっかし、中国の(アメリカもそうだけど)他国に対する内部破壊的工作、親自国の政権をつくる工作のような外交政策・調略活動、弱みを握るためのハニートラップ(?)などはマジやばい!と褒めるべきでしょうか。。
 だからって、日本もこれからそーゆー外交をしていこう!というふうにはなりづらい?(昔、満州国を作ってたけど)なんとなく心的抵抗を感じるのは上記ハンティントンの指摘する日本人の外交メンタリティーにも要因があるのかも。

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